展覧会の感想をTwilogから発掘する(壱)レーピンから近代日本画、コンテンポラリーまで
Twilogで可能な限りの展覧会感想を掘り出してここに並べるシリーズ、始めてみます。第一回目は2010年7月から2013年7月まで。2010年以前のは取り出せませんでした。今後、第2回第3回と続きます。
ICC OPEN SPACE2010
ICC 2010年11月、ちょうど油彩テンペラによる初個展の開催(http://d.hatena.ne.jp/YOW/20101119/p1)で東京に滞在してた時。
http://www.ntticc.or.jp/ja/feature/2010/Openspace2010/Works/index_j.html
小谷元彦 幽体の知覚展
森美術館 2010年11月
https://www.mori.art.museum/contents/phantom_limb/exhibition/index.html
MOTコレクション クロニクル 1947-1963|アンデパンダンの時代
東京都現代美術館 2011年4月
http://www.art-it.asia/u/admin_expht/qiftFyXI83BhWLrVDzE2
フェルメール《地理学者》とオランダ・フランドル絵画展
Bunkamuraミュージアム 2011年4月
http://www.bunkamura.co.jp/old/museum/lineup/11_vermeer/index.html
↓その時の二つだけを抜粋
榎忠展
兵庫県立美術館 2011年11月
http://www.artm.pref.hyogo.jp/exhibition/t_1110/index.html
レーピン展 国立トレチャコフ美術館所蔵
Bunkamuraミュージアム 2012年10月
http://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/12_repin/index.html
今年の年賀状絵と、既に来年のことを考えてしまう私。
↑昔の私を知る人は「20歳代の小倉さんの作風に戻った」と思うことでしょうw 年賀状用に慌てて描いたのでした。
2018年の年賀状は映画『戦艦ポチョムキン』の中の場面、人々が小舟を出してオデッサに寄港したポチョムキン上の叛乱兵に食糧のカンパをするところを俯瞰で見てる、というのでした。2017年公開の映画『ダンケルク』でも、ラスト近く、色とりどりの民間船が救助に到着して、兵士を乗せた軍用艦と並ぶシーンがありまして、『ポチョムキン』と『ダンケルク』が頭の中で重なったりしてましたね。
『戦艦ポチョムキン』(1925)より
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今年秋には東京で個展を開催することとなりました。まだ絶賛制作中ですが、上層描きといって、今が一番描いてて楽しい過程で、来年の今頃になれば、また絵を描くよりも調べ物の毎日に戻ってしまうのかと思うと、この過程をちゃんと噛み締めておこうと思ったり。
今年の抱負は、前半はもう個展を目指すことしか無いのですが、後半は、英文ブログを…新たに開設しようかと思ってたり…。まあここに書いた記事を英文に移すというだけですが。
それはそうと、次回からTwitterでこれまで書きつけた美術展の感想をTwilogで掘り返して、ここで並べてみようと考えてます。Twitterアカウント作ったのが2007年7月で10年経つわけですが、いつ何を観たか記録が取り出しにくくなる前に、やっておこうと前々から思ってました。そんないっぱい回ってる方でも無いのですが。ボチボチと。
ではでは
抗ガン剤治療開始から丸一年、治療終了から8ヶ月。髪もショートヘアに戻り。
医療帽の検索で私のブログを見にこられる方も多く、近況お知らせをば。
●『医療用帽子とか、抗ガン剤治療中の患者が読む本で、私が買ったモノをさらす。』
http://d.hatena.ne.jp/YOW/20160829/p1
●『ヘアドネーションと抗ガン剤投与の私』http://d.hatena.ne.jp/YOW/20160726/p1
2016年8月1日から通院による抗がん剤(CEF療法)に入り、11月に終了しまして、12月入る頃にはポツポツと毛穴から黒いものが芽生え始め。初春には5分刈りぐらい。7月半ばには7cm強の長さになってようやく美容院にてこのように揃えてもらいました。美容院に行けるのが、どんなに待ち遠しかったことか!白髪が多くなる可能性、強いクセ毛が生える可能性などネットで知り、それらにも対応した髪型を検索し眺める日々。白髪が多くなった場合は、もう何てたって、デヴィッド・ボウイですよ!
とりあえず特に髪質の変化もなく、私の場合は元通りです。あともう少しサイドなど伸ばしてから、プロフィール写真を撮り直そうと思っております。
抗癌剤治療中は、吐き気なども薬によって抑えられ普段どおりの食事をしていましたし、普段どおりの活動をして過ごすことが出来ました。また、その間、シン・ゴジラ熱、この世界の片隅に熱、トランプ・ショックとビッグイベント目白押しでしたので、退屈するヒマもありませんでした笑。制作の方は、まじでドラクロワ、ジェリコーの大作に並んでも当然のレベルの作品にしようと日々描いてます。あー、最近は背景のケシの花をせっせと描いてます。写真では前回と代わり映えの無いように見えますが。この夏はどこにも出かけられず、アトリエに引き蘢りそうです。
二月革命まだ制作途上(人物画テンペラ油彩混合技法の途中経過)
正月からこちらを更新をしていなかった(Twitterばかりに引き蘢ってる?)ので、制作途中ですが画像を上げたり、近況の報告などをば。
二月革命、なんですが、何故に裸婦といえば、
ドラクロワからの引用なんですが、二月革命じゃないのかよというと、今回の連作では美術史上の様々な寓意像も取り入れているわけです。油彩テンペラで裸婦を描いたのはこれで二度目かと。前回は小品、今回はF100号を横にして実寸より一回り小さい程度。仕事としてはそんなに変わりませんです。ここから肌の色をどうしようかまだ迷ってますw 美人画、理想化された裸婦として観られないようにちょっと工夫せねば、という。
まだこの人以外にも数十人描いてるんですけどww(道のりは長い)
最初にテンペラ白でモデリングをして、彩色、またその上にモデリングをしてまた彩色 × 3〜4回くらい、という工程を経ます。
詳しくはこちらの記事もど〜ぞ
あとは、美術史学会の聴講してきまして、リフレッシュしました。
良い季節なのでまた独りハイキングに出かけたいけど、二月革命を進めるためしばらくお篭りしておきます。
ではでは
革命に遅刻遅刻ーーっ C= C= C= ┌(;・_・)┘
明けましておめでとうございます。
2017年、二月革命100周年というのに、いまだ大作の完成をみない小倉涌でございます。
「赤い旗の群れ、マルクスの顔アイコン、演説台に立つレーニンの姿など、フツーーに思いつくよなモチーフは腐ってもやらないんだから!!」と心に堅く誓って幾星霜、正確には5年なんですが、制作の他にイロイロ活動があったり、自分で納得出来る、腑に落ちる構想を考え抜くことに時間を多く割いたりして、まあ、今は楽しく大作に励んでおります。
二月革命シリーズとしてはすでに4作は描いてきてますが、この4作でまた一皮むけたような…。今年の賀状にした作品は『皆殺しの天使』というタイトルで、背景はロシアの有名なイコン、そこにマレーヴィチの個展『0、10』展の様子がかかっています。『0、10』はロシア正教での各家庭でのイコン・コーナーを模した展示でした。「天使」は少年ギャングのイメージ、その足下にニガヨモギの葉がはびこっています。黙示録で「ニガヨモギ」としたのは結局誤訳だったようですが、まあ、ここでは描き入れることにしました。キャンバスの縦横比より葉書の縦横比が長いため、賀状では下に『戦艦ポチョムキン』のシーンの写真を配置しました。
抗ガン剤治療終えて
11月に抗ガン剤治療が終了しました。この4ヶ月間、吐くことは一度も無く、ピザなどこってりしたものも難なく食べられて、気がつけば1キロ体重が増えたりしてました(;´Д`) 抗ガン剤中に太るとは予想だにしなかった… 肌のコンディションにも特に影響は出ませんでした。髪だけはどうしても抜けたわけですが、本など見ると頭髪復活までにはだいたい2〜3ヶ月はかかるとあったのに、10月末からすでに濃くなり出し、11月末には毛根10割が復活してきて、今では黒々とした坊主頭になってます。うちの家系は髪の毛だけは強いようで。早くヴィダル・サスーンなスタイルにしたく、伸びるのが待ち遠しいです。
それでは、今年もがんばるぞい。