蠅の女王

小倉涌 画家 美術家 アーティスト 歴史画

宗教社会学

中国政府の政教政策見解について メモ

田島先生--2005年秋期 12/14「グローバリゼーションと地域変容」より 中国の「オフィシャルな宗教観」を示した文献 1954年 「宗教悟性論」(←多分こういう字) 1982年 文革でめちゃくちゃになった政教政策の立て直しが行われる →「十九号文献」:宗教悟性論…

『新しい追悼施設は必要か』遺影のデータベースとしての機能 -第三者による継承と追悼-

『新しい追悼施設は必要か』(著:島薗進氏、 井上順孝氏ほか)よりメモp.203〜 広島祈念館・長崎祈念館で 2001年3月から写真資料など収集開始・公開。 「記憶の場」として(:フランスの歴史家ピエール・ノラ) 遺族らの心配していた「写真の散逸」 →遺影とし…

「伝統的な宗教的寛容の分類」 メモ。

今、宗教的寛容をどこから問題にするのか(1)寛容概念をマッピングするの「1. 伝統的な宗教的寛容の分類」より引用 【形式的寛容】 他宗教の宗教とその実践に関与しないこと(=信教の自由) 他宗教の内容には関知しない、故に「形式的」 cf. 形式的非寛容…

日本の憲法学上の立憲君主制とは

2004年5/28放送分「人権問題としての天皇制」よりメモ★象徴天皇制は「立憲君主制的なこと」をあえて外して、 聖性を残した。→機能的には一部、立憲君主制としてはたらく部分もある (らしい。) 「立憲君主制」とは: 君主は名目上は統治権を持っている 実際…

法学的な観点に対する社会学的観点  -天皇制をめぐる二面構造-

(以下も前ふり)【立憲君主制】: 西ローマ帝国の「王位は俗人の最高者」の伝統 →『王は高貴なれど聖ならず』 「心の世界」はローマ教皇が主宰する 聖俗二世界論は12世紀叙任権闘争を経て成立した 西ローマ帝国の伝統が近代立憲政治に繋がる さらには日本の…

日本の宗教的ナショナリズム →「世界のひな形」としての日本

島薗進著『ポストモダンの新宗教』よりメモ(p.124-126) ex.ワールドメイト(旧コスモメイト):神道系、深見東州経済ナショナリズムとの親和性 80〜90年代「日本人論」の影響 神道および日本は世界中の「精神的価値」を取り込むとし、 深見「これらは教義…