蠅の女王

小倉涌 画家 美術家 アーティスト 歴史画

ニューヨークのアートシーンwを周回してきたその5。ソーホー、チェルシー、フリック・コレクション美術館

ニューヨーク7日目 ソーホー














まあ、そう判断してしまうのも尚早というものかもw 全て見て回ったわけでもないのに。ギャラリー観るならまずチェルシー回った方が、手っ取り早いだろうな。





まあね、つい、ダイレクトに「戦争末期の日本への原爆投下は正しかったと思いますか」なんて質問をこの若い女性にしてみた・・・・・
なんてことはしなかったけど。

Peter Blumギャラリーの展示の様子






ほんと、今やってる人結構いる手法なんで、どうなんだかな。この人のは完成度は高かった。しかも人民服着て、とか、オリエンタリズムっちゅう言葉をどう思ってるんだろう。あと、毛沢東は、ニューヨークでも人気のアイコンのようだった。



Twitterでは紹介しなかったが、このZhang Dali という作家さんのアクリル絵の具の作品は、まあ好きかも。


部分。







ニューヨーク8日目 チェルシー2回目、フリック・コレクション美術館

×キャロライナ ○カトリーナ




もうね、リサーチ不足もいいとこ。orz

写真は倉庫街の方じゃなくてアパート群の方を向いて撮影した物だけど。

各ギャラリーの店構えというのは、どこも合わせたように、似たような感じにしてあった。表はガラス張りで、ガラスにギャラリーの屋号が下の方とかに描かれてて、中はホワイトキューブで、床は1階にある店舗だとリノリウムやセメントが多かった。あとは、古いビルの上の階に構えてる所もあり、その場合古い板敷きの床。
チェルシーだけでも300軒あるらしい。
右のは、閉館中だったがちらっと覗いた様子。200号くらいの作品で、多分プリントではないかと。





ここも展示は撮影禁止だった。
ローマ風の中庭があったり、これほど贅沢な元個人邸宅の中に入ったのは初めてだった。以下、写真は他所のサイトから拝借してきている。
正直、財閥コレクターがどれほどの見識があるものか見てみましょうという少々意地悪な感覚もあったりする。


まあ、分かり易いよね。というか日本でも、お金持ちってなんでロココ好きなんだろう。あとはシノワズリーの大きくて装飾的な陶器が並んでたり。明治の思いっきり輸出用の有田焼きの壷があったり。パターンだよな。
というか、あんまこの辺私の趣味じゃないや。こういうタイプとは会話が噛み合わなさそう。



フェルメール3点あったんだけど。
フェルメールだったら何でも良いというわけにはいかないのだよ。そりゃ技術的には一定以上のレベルではあるけど、内容的にパッとしない。メトロポリタンの所蔵品のもそんな感じだった。


これもフリック・コレクションにあったフェルメール
フェルメールというと、『デルフトの眺望』『絵画芸術』『レース編みの女』これらが名作の部類。





下の聖母の戴冠とともに宗教画の名品だった。緑青の顔料がとても綺麗だったな。



画像観てると良さそうに思えてくるなあ。この時ハンス・メムリンクの受胎告知と比較してしまってたかも。



これも、卵黄テンペラの昔の絵の具による透明感が良くでていたなあ。聖母の顔の造形も良い。




〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


7日目は以上。まだレポートは続きます。