トクヴィル主義のメモ
「中谷 猛著『近代フランスのとナショナリズム』法律文化社 (一九九六) 加藤 克夫」より(…第2節では、トクヴィルの「大衆社会論」の視点からの地方自治論を考察する。…)
▽トクヴィルによれば、
- 大衆社会化のもとでは進行する事
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- 市民の思考と行動の画一化と
- 権威への依存化
- →集権化と官僚制が発達
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∵▽(トクヴィルは)「近代文明についての危機意識から」、
- トクヴィルの地方自治論の考察
- 地方の行政権限の拡大と
- 国民大衆の「政治参加」によって祖国愛と公共精神を涵養し、
- 絶対的権力の出現を阻止し集権化の弊害を除去する
→「地方分権化は現代文明の要請」である