蠅の女王

小倉涌 画家 美術家 アーティスト 歴史画

産経ウェブより ネタ元のコラム



4月10日、魔の刻。
どうも仕事が遅くてすみません、今になってやっと、話題にされてた記事を探しておきました。
以下の引用は、産経の「イザ!」http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/books/breview/39472

【コラム・断】安倍首相は裸の王様か 「法の支配」と「法律の支配」
より

02/16 07:58


 2月9日の衆議院予算委員会で安倍晋三首相が「平和と民主主義、そして自由を守り、基本的人権を守り、法律の支配を確立」云々(うんぬん)と答弁した。
 安倍首相は勘違いしている。『法律学小辞典』(有斐閣)で「法律の支配」を引くと「法律による行政の原理」の項に飛び「法治主義をとる国家における行政法の基本原理」と説明する。「行政は法律に従って行われなければならない」という意味である。
 だが安倍首相の真意は別であろう。首相は「法の支配」と言うべきだった。一字違いは大違い。
「法律の支配」と法治主義は大陸法系で発展してきたが、「法の支配」は、自由と人権を尊重するコモンロー(英米法)の根幹として発展してきた。
 例えば、大陸ナチスの独裁は全権委任法による。恐るべき「法律の支配」が行われたが、法治主義は侵されていない。
他方「法の支配」は独裁も全権委任法も認めない。法律の中身を問題にする。だからこそ英米では違憲立法審査権が重要となる。要するに、まったく異なる概念である。
 一度の言い間違いではない。安倍首相は(私が耳にした範囲で)過去すべて「法律の支配」と語ってきた。就任後4カ月以上を経た今も国会でそう答弁した。周囲の誰一人、注意しないからであろう。
 間違いに気付かない記者や政治家も問題だが、気付きながら、注進しない官僚も問題である。過去の首相演説等が官邸の公式サイトに掲載されているが、そこでは「法の支配」となっている。誰かが、こっそり直しているのであろう。忠臣のとるべき態度ではない。今の官邸は、首相を裸の王様にしている。(評論家・潮匡人)



武官の鑑ですねと言いたい。

4/10追記: ところで、日本の「法の支配」の話は?

まだです。
「憲法ですYO!」と言ってしまうと、読む人の中で、「あぁ〜」と既知の範囲で分った気分になって欲しくないので、
わたしは、すぐに「それは憲法です」なんて言ってあげませんから。
もっともっと、込み入った話に持っていくんだからね!