蠅の女王

小倉涌 画家 美術家 アーティスト 歴史画

革命に遅刻遅刻ーーっ C= C= C= ┌(;・_・)┘


    2017年度年賀状

 明けましておめでとうございます。
 2017年、二月革命100周年というのに、いまだ大作の完成をみない小倉涌でございます。
 「赤い旗の群れ、マルクスの顔アイコン、演説台に立つレーニンの姿など、フツーーに思いつくよなモチーフは腐ってもやらないんだから!!」と心に堅く誓って幾星霜、正確には5年なんですが、制作の他にイロイロ活動があったり、自分で納得出来る、腑に落ちる構想を考え抜くことに時間を多く割いたりして、まあ、今は楽しく大作に励んでおります。




 二月革命シリーズとしてはすでに4作は描いてきてますが、この4作でまた一皮むけたような…。今年の賀状にした作品は『皆殺しの天使』というタイトルで、背景はロシアの有名なイコン、そこにマレーヴィチの個展『0、10』展の様子がかかっています。『0、10』はロシア正教での各家庭でのイコン・コーナーを模した展示でした。「天使」は少年ギャングのイメージ、その足下にニガヨモギの葉がはびこっています。黙示録で「ニガヨモギ」としたのは結局誤訳だったようですが、まあ、ここでは描き入れることにしました。キャンバスの縦横比より葉書の縦横比が長いため、賀状では下に『戦艦ポチョムキン』のシーンの写真を配置しました。

抗ガン剤治療終えて

 11月に抗ガン剤治療が終了しました。この4ヶ月間、吐くことは一度も無く、ピザなどこってりしたものも難なく食べられて、気がつけば1キロ体重が増えたりしてました(;´Д`) 抗ガン剤中に太るとは予想だにしなかった… 肌のコンディションにも特に影響は出ませんでした。髪だけはどうしても抜けたわけですが、本など見ると頭髪復活までにはだいたい2〜3ヶ月はかかるとあったのに、10月末からすでに濃くなり出し、11月末には毛根10割が復活してきて、今では黒々とした坊主頭になってます。うちの家系は髪の毛だけは強いようで。早くヴィダル・サスーンなスタイルにしたく、伸びるのが待ち遠しいです。


 それでは、今年もがんばるぞい。