夏コミ参加の筑波批評さんの表紙デザインと見開きイラストやりました。
このたび、筑波大学の学生ならびにそのOBによる同人誌『筑波批評』さんの夏号表紙デザインと見開きイラスト1枚、id:Muichkineさん経由でご依頼頂きました。
筑波批評社:http://www.tsukubahihyou.com/
id:sakstyleさんとid:Muichkineさんとの責任編集。
夏コミ、3日目(8月16日)の東地区M−28aです。
初依頼でのテーマが「ゲーム」ということで、うまいことid:Muichkineさんから、ルールとか慣習のメタファーとして「エスカレーターで」というお題をもらいました。
もとの原稿は、紙に竹ペンという画材で墨によって、1本1本入魂でひきましたw 気分入るかなあと思って、墨汁とかじゃなく、硯に墨を擦ってw 効果は何も関係ないけどwww
最初、サブタイトルが「GAME」で、文字情報のデザインもあっさりしたのを出してたんですが、先月末に「ゲームの思考」という案が浮上して、私にも訊いて下さり、「ゲームの思考」の方が良いかもと回答致しました。
レイアウト変更にあたり、「お祭りだから」と私の気分も変わってしまい、文字はガラッと色気を出しにいくことになりました。
今回の内容について、id:tsukubahihyouさんからの引用でご紹介。
『筑波批評2009夏』(特集・ゲームの思考)が、コミックマーケット76にて発行されます。
「僕たちはゲームの中に生きている。
その中で確かに脈打つ隠れた思考を炙り出す、ゲームをめぐる新しい言葉が今ここに!」
濃密な理論が展開されたアツい一冊となっています!
ゲームに興味のある方にも興味のない方にも、「ゲームから考える」ことの面白さを伝えられることができればいいと思います。
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特集・ゲームの思考
塚田憲史(id:Muichkine)「最強論」
山本 勉(id:tsutton)「マルチプレイヤーゲームのハードコア――格闘ゲーム・最適戦略・モダニズム」
山本 勉「ドミニオン、拡大生産型カードゲームの夜明けをことほぐ」
高橋志行(id:gginc)「跳躍するヒロイズム――ゲームデザインにおける個人の表現」
シノハラユウキ(id:sakstyle)「人格の単位としてのパラメータ」
笹深 厘「ふたつの「ひとり」が共存しうる世界」
珠洲 環(id:SuzuTamaki)「犯罪の快楽を肯定する物語たち」
伊藤海彦(id:klov)「twitterは組織内情報共有の夢を見るか」
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本文118ページ。500円。
id:YOWさんに、表紙を手がけてもらいました。
3日目東地区M−28aです。
以下の動画で各論文について簡単な紹介をしています。
見開きイラストは、こんな感じに。『戦艦ポチョムキン』オデッサの階段リスペクト。画材は、紙にペンとインクです。
id:ggincさんにならって、作者紹介のところにはてなIDを入れました。