ビザンチン的宗教精神が、社会原則では生きていた「マルクス主義の国」
第2章 東方正教会
よりhttp://www.geocities.jp/enten_eller1120/middle/orth.html
第1節 東方正教会(オーソドックス教会)と三位一体論 (4) 神の本性と人間の本性の同一三位一体論が完成する4世紀までは,イエスの人性(人間の本性)は自明とされていたが,三位一体論が完成すると,今度は,神であるイエスが人間と同じ人性を持つはずがない,という考え方が広がり始めた.
第3節 グレゴリオス・パラマス(1296-1359)(1)神と成る人より西方キリスト教会(ローマ・カトリック,プロテスタント,共に含む)と東方キリスト教会の大きな違いは,人間が
「神の本性に与かる者(テイアース・コイノーノイ・フュセオース)」であるという,キリストの約束をまっすぐに受け止めることである.神の受肉と共に人間の神化(霊性:プネウマティコス)にも等しく重心を置くのである.