→『個人析出のさまざまなパターン』(1960年)から知る丸山の政治戦略
↑*1
- 「原子化した個人」
- 行動の規範の喪失(アノミー)に苦しんでおり、
- 生活環境の急激な変化が引き起こした孤独・不安・恐怖・挫折の感情がその心理を特徴づける。
- ふつう公共の問題に対して無関心である
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- 権威主義的リーダーシップに全面的に帰依
- 神秘的『全体』のうちに没入する傾向をもつ
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- 「関心の視野が個人個人の『私的』なことがらに限局され、」
- 「自由の名による官能性のアナーキー」
- 原子化のそれのように浮動的ではない。
- 社会的実践からの隠遁
- 彼の関心を私的な消費と享受の世界に『封じ込める』傾向をもつ
- 「関心の視野が個人個人の『私的』なことがらに限局され、」
うえの図から(a)のDA型とPA型との間の往復運動を特徴する日本社会
→「個人の態度のレヴェルでいえば、日本の政治過程の安定要因は私化、ダイナミックな要因は原子化であったということができよう。」
(c)の「「私化」から「自立化」へと、あるいは「私化」から「原子化」を通ってさらに「民主化」へと方向移動させていくことが必要」という戦略
※逆回りもあり。
「原子的個人」関連になるか
論文「不条理と幸福」
(Yahoo!のキャッシュ)→カミュ
*1:原典で図があるらしいがURL先にその掲載がなかったので、説明文からちょっと起こしてみたりした。縦軸横軸のト書きが長くてドンくさいのはわたしの責任。