蠅の女王

小倉涌 画家 美術家 アーティスト 歴史画

癌転移、抗ガン剤点滴18日入院で退院す。

 2月10日に肝臓と骨へのガン転移のため緊急入院し、2月28日に退院の運びとなりました。えーっと、前回も書きましたが、よくこんな広がってしまったガンに罹って、この日数で退院出来るもんだなあと改めて医療の進歩に驚きます。2〜4人の医師によって治療方針というか「ガン攻略方法」が練られてるのをみると、攻略頑張ってくださいとしか。攻略法の話しか出てこないので、まあそんなに不安にはならずささと自分の仕事に戻っています。

 病院で撮ったCT画像ここに上げようかと思ったけど、グロ画像なんで自粛しますw
 改めて病状を書くと、肝臓全体に大小複数のガンがびっしり出来てしまい(!)、服の上からも肝臓の膨らみがはっきり分かるほどに。しかも背骨にも複数のガンの転移(!!) 初心者なら、これ見せられると、ゴンドラの唄歌う前に泡吹いて卒倒するレベルですね。
 骨の転移のせいで腰が痛く、今までなら何でもなかった重さの荷物や段差でも、腰にズンっときたりする日々です。骨への転移の抗ガン剤も今後あるかもなので、長期化するのかな。外科手術ではなく、抗ガン剤と分子標的薬の一種を投与する治療から始まり、今、すでに抗癌剤3クール目を過ぎ、やっと伸びた髪の毛が昨日からまたも抜けつつあります。

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 検査で転移が判明する前、12月後半から異様な膨満感と呼吸器や消化器の圧迫感として自覚症状があり、これを「胃炎」と解して近所のクリニックで胃用の薬で正月休みを挟んで1ヶ月以上対応し続けてたのですが、ようやく2月前半にこれが癌だったと判明。この間、食欲もかなり落ちて6kg痩せてしまい、「急に90歳以上の老人になったよう」とTwitterでも表してきましたが、息が切れたりとにかく体が重くて通常の10分の1の早さでしか動作が出来ないといった症状に悩まされていまして、そのため前回の抗ガン剤に耐えられたほどの体力が、体力消耗したため、期待出来ないのではないかが心配。

 退院しても、白血球値が下がってるため、家でしばらく安静にしていないといけないのですが、しかし、食うために昨年から考えてた講座の企画を制作しないといけない、他色々、目の前にタスクが。治療続けつつ、次の性風俗と法秩序(仮名)シリーズの準備と制作を進め、『二月革命』シリーズに負けじと劣らない秀作にするよう、相も変わらぬ長い長い旅を歩いていくだけですね。まだシリーズ制作の構想段階では、気分はほんと、三蔵法師ですよ。