彷徨えるイコンと、彷徨ってるわけではない私
あけましておめでとうございます。
昨年は、社会の芸術フォーラムに大抜擢頂きまして、色んな出会いに恵まれた一年でしたが、年の前半は下描きの制作と模型制作、後半はロマン派等について勉強に偏っていたので制作は遅々として、これから100号4枚完成させるために、速筆のドラクロワ先生に降りてきて憑いてもらわねばなりません。
2014年から2015年年明けに描いたこの絵。二月革命シリーズの一枚です。そう言えば、↑この作品タイトルをまだちゃんと決めてないのです。仮のタイトルです。
二月革命シリーズでは色々年表書いたりして悩んだ挙げ句、政争的な場面は一切カットして、宗教アナーキズムや、マイノリティ宗教とメシアニズムの草の根運動、あとは革命前後のバレエ・リュスやエイゼンシュテインなどのロシア芸術に着目することにしました。
背景はマレーヴィチによる有名な「0,10」展の引用、「0,10」展自体が、ロシア正教での「イコンコーナー」を模したものになっていました。
「ロシア革命、ソヴィエト史関連収集」http://togetter.com/li/439809?page=14 にて色々調べてたのを元にしてるんですが、自分の専門外のことゆえ、自分の言葉では表現しづらく、ツイートの引用のみ挙げておきます。トルストイのキリスト教ユートピア思想と、日本の農本ファシズムが繋がっていったりして面白いのですが、どこまで作品に反映できるか(笑
あと、「いかに描くか:HOW」と「作品の内容:WHAT」の話を先日のトークイベントでしまして、今続きを考えたりしています。
「相互扶助やキリスト教アナーキズムによるユートピア現出」「イエスの省や山上の垂訓、シンクレティズムとの関連が見られる」これが日本の右翼にも影響を与えてたと,丸山 / “トルストイ運動 - Wikipedia” URL
あれだ、聖フランチェスコみたいな
『アンナ・カレーニナ』完成頃(1876年?)に急に鬱っぽくなって、原始キリスト教と無政府主義に走ったと。社会キリスト教とな? / “レフ・トルストイ - Wikipedia” URL
社会的キリスト教にキング牧師の名が。トルストイはガンジーとも交流があったと。『アンナ・カレーニナ』『戦争と平和』は映画しか観てないので、トルストイ像はよく分からない。『イワンのばか』くらいしか読んでない
日本の農本ファシズム ⇒ トルストイ運動からの影響 ⇒ 無政府主義 ⇒ &非暴力 ⇒ キリスト教社会主義 ⇒ ガンジーとキング牧師という連なり。ハフハフ…
ファシズム自体がそんな明確な思想的ビジョンが出来上がってたわけでもないので、社会主義とも中央集権主義とも共同体主義ともアナキズムとも、無節操に関係していくというのはそれほど奇妙なことでもない
農本主義の、日ソの違いは、日本では労働者はファシズムの観念的にも政府の政策的にも注目度が低く農村に重点が置かれていたのに対し、ソヴィエとではそれが逆転してると。農村は相当な搾取の対象だったが、白軍によって地主が復活することを怖れて当初は共産党に従ってたと
それでは、本年もよろしくお願い致します。