ニューヨークの美術館周回してきたまとめその5。ホイットニー美術館、ニューミュージアム、MoMA PS1
ニューヨーク5日目
今日はホイットニー美術館と、バワリー通りにあるニューミュージアムを回った。帰りはいつも通りハイキング。バワリーからチャイナタウン、コリアンタウンを経て帰って来た。所要時間2時間ほどかな?また、親族向けの土産を買うなどした。観た作品の感想は6時間後。もー寝る
ホイットニー美術館(一昨日):コンテンポラリー部門で、Paul Chan の映像インスタレーションが見れたのは良かった。前回横トリで一番好きだった作家。ここは撮影禁止だったので画像は紹介出来ず。
Paul Chan 2005年 1st light" これをホイットニーで観た。URL
ホイットニー:あとは戦前のアメリカ近代絵画が二つのフロアに展示されてるなど。まあ、この辺のモダニズム絵画は興味ない部門で。
個人の記憶を通して冷戦時代をみていくみたいな内容が多かったかも。私含め日本人が冷戦をテーマにやるとなると、まあどうなるか、考えさせられるところ。日本にとっては高度経済成長と繁栄の時代で、学生運動等を知ってる人以外は、冷戦と言っても多くはピンとこないかもしれない。
@YOW_ 冷戦期の日本というと,激しい東西対立の境界面に居ながら,みなそういう事象は存在しないが如く振舞っているグロテスクさ,という印象ですなぁ.人が殺されてる横で,JKらが知らん顔で明るくおしゃべりしてるようなグロさと言いますかねぇ
2011-08-23 21:13:42 via twicli to @YOW_
ニューミュージアムも撮影禁止だったのだが、ここはサラッといきます。
というのも、映像からの英語をしっかり聞きとったり英語字幕読むのがしんどかったのも大きいww あああ
ニューヨーク6日目 MoMA PS1
今日はこっちは月曜日なのだが、ギャラリーは日月が休業で、明日からまた本格始動。ミュージアムは金曜日以外は5時6時には閉まるが、日照時間が長く、20時過ぎまで日が出てるので、夕方から夜までハイキングの時間。
ハーレムにはタクシーで着いたのだが、さすがに車窓から見てても、一人で歩くのはヤバイなと感じたので、すぐにコロンビア大学の方を目指した。
夏休みだったので、コロンビア、ジュリアード周辺で、学生の姿はあまり見られなかった。
欧米のミュージアムは、司書や作品の出入の管理担当とか、作品貸し出しする際の梱包担当とか、役職がそれぞれ確立してあるんだよね。
MoMAは、キュレーターも分野で独立して仕事していてそれぞれの疎通があまり無い、と日本人学芸員の方は仰ってた。
pS1の中の様子。 URL
ここも展示は撮影禁止だった。以下、好きだった映像作品2点。
ヒステリックにすごい早口でローティーンの女の子たちがお喋りをまくしたてる映像作品「Any ever」2009-2010。作家はRyan Trecartin 。女の子たちのお喋り自体が凶器にすら感じてくる。
私が観たのとは、ちょっと編集が違ってる。
PS1: Francis Alÿsのビデオ作品でロンドン市街で撮られた「Guards」2004-2005は楽しいプロジェクトだった。赤いジャケットに黒い高い帽子の美麗な制服で有名なイギリスの衛兵が、街中で散歩している。すると仲間に路地で遭遇していき、小さな行進が始まる。(続く
続き)路地のあちこちから仲間とはちあわせして、隊列を大きくしていく。ゲームをやってるみたい。というか、単純なゲーム性を感じる。最終的に8×8の隊列が出来上がっていく。下水工事の柵や路上駐車を列を崩さない様に除けて閲兵行進する様など、観客の笑いが起きた。
6日目は以上です。まだレポートは続きます。